■ 1999.11.23(Tue) 
■ 第09号
 旧「ダイクン@NOW」が名称変更したものです。
 週刊と言いつつも発行は不定期です。
 内容は"ない"と言いきれるくらい薄いです。
 日記だと三日坊蛯ノなっちゃうので週刊にしただけです。


● 清水S-pulse 

1999/11/23(Tue)

◇23日15桙P分◇横浜国際総合競技場◇曇り
◇観衆44,028◇蜷R 岡田◇副審 R口森、下村
横 浜
(勝ち点27)
前 半 清 水
(勝ち点35)
後 半
前半 1分【清】戸 田→アレックス
前半 8分【横】O 浦→柳
前半23分【清】伊 東→安 永
ばんざ〜い !
Jリーグ創設から7年。ついに我等が清水エスパルスがステージ優勝を飾りました。
これまでいつも惜しいところで負けちゃって万年2位どまり。「シルバーコレクター」と言われた清水ですが、ついにやってくれましたね。
思えば1992年秋、まだJリーグが生まれる前の年のヤマザキ・ナビスコカップの準決勝「清水エスパルスvs名古屋グランパスエイト」の試合を、静岡の草薙競技場に観にいったときから、ずっと今までエスパルス一筋に応援してきました。
1993年のJリーグ開幕時からは後援会員としてエスパルスを見守りつづけてきました。
(だからエスパルスのイヤーブックを購入すると巻末に俺の名前も書いてある。)
開幕時から常に上位にいて優勝争いを演じてきたエスパルスですが、なぜかタイトルには縁がなく、
無冠の帝王としてサッカーの内容は評価されつつも、クラブとしてはなかなかよい評価をもらえませんでした。
そんななか、ああ忘れもしない1996年9月25日(水)ヴェルディ川崎との延長PK戦の末、ついにヤマザキナビスコカップ優勝を果たし、
念願の初タイトル奪取が実現しました。
が、この後、チームは「大事なところで踏ん張れない」「得点が取れない」と言った現在までも通じる大スランプ状態におちいり。
不遇の時代を迎えました。
そして1997年には経営悪化、親会社の移転などの問題が発覚し、経営危機どころかクラブの存続そのものが危ぶまれるようになりました。
そんなときに立ち上がったのが日本一と呼ばれる清水のサポーターです。
約10万人もの署名を集めると共に、1千万円もの寄付金を集めました。
それもすべて「自主的に」です。
当時、大学院生だった僕も学校やバイト先、飲みに行った先で署名を集めたり、義援金を頂いたりと、エスパルス存続にむけて一生懸命がんばりました。
選手もそれに応えてくれて「年棒が下がるから」と言った理由で移籍する選手はひとりもいませんでした。
みんなエスパルスを愛していたのです。
本当に心からそう思いました。

経営危機を乗り越え(でもその間に入団が90%確定していた小野は浦和に取られちゃいました)た後のエスパルスは、他クラブに比べ圧倒的に選手層が薄いにもかかわらず、アルディレス監督の指導のもと一致団結して試合に臨み、すばらしい成績をあげています。
そして日本代表にも数多くの選手が選ばれるようになりました。
加茂監督時代には個人的な対立から「エスパルスの選手は呼ばん」と言われ、当時日本で最高のパフォーマンスを見せていた澤登ですら(世論は澤登の代表復帰を強く望み、実際にものすごいパフォーマンスを見せたにも関わらず)選出されませんでした。
ところが今は違います。
日本平で選手紹介のアナウンスを聞いていると、ほとんどの選手の紹介時に「日本代表」という言葉がつきます。
トルシエ監督に対してそんなによい印象も評価も持ってませんが、エスパルスの選手を大量に選んでくれる点は大好きです。
今期はほぼ固定されたメンバーで戦い、安定した守備を武器にステージ制覇を達成しました。
今シーズンのMVPは間違いなく澤登でしょう。
勝利に貢献したという点ではアレックスやサントスも見逃せませんが、MVPはノボリに間違いありません。
これを書いている当時はまだわかりませんが、もし万が一チャンピオンシップでジュビロに負けたとしても、今シーズンのMVPは澤登でしょう。
終わってみたら今期のMVPはゴン中山だった!ってことになったら日本のサッカーはおしまいです。
そんなバカな奴らがうようよいるうちは日本は世界では勝てないでしょう。
だから期待も希望も込めて間違いないと断言しましょう。
チャンピオンシップはチケット取りにくいでしょうが、1戦目か2戦目のどちらかは必ず応援に行きます。
できれば日本平に行きたいのですが、その日は別の用事がはいっているので磐田かな。
ああ、とにかく優勝おめでとう。
バンザイ! ビバ!エスパルス!!
 ♪オ〜レ オ〜レ オレオレ!! オレッ! オレッ! しみ〜ずエスパルス!! ちゃちゃっちゃちゃ

そういえばエスパルス歴代の勇士達はどこに行ったのだろう?
日本人の選手の中には移籍してまだサッカーを続けている者から、引退していった選手までいっぱいいる。
彼らはきっと12/11は日本平に足を運び、歓喜の瞬間を共有するだろう。
そして外国籍の選手たち。
トニーニョ、マルコ、エドゥー、ロナウド、マッサーロ、ミランジーニャ、ジアス、シジマール、レオン、オリバ、リベリーノ、マルセロ、ボウエン、オリバ、そしてアルディレス・・・ 
日本を離れた今も彼らは世界のどこかでエスパルスの優勝を祝ってくれるだろう。
「そんなの当然さ!」とでも言わんばかりにニヤリと親指を立てて。

オーレ エスパルス!



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